ノートルダム寺院とルーベンス像
塔の高さ123メートル、ベルギー最大のゴシック教会。
1352年から約170年の歳月をかけて建設。

ルーベンス作『キリスト降架』
アニメ『フランダースの犬』では、この絵の前でネロ少年と
パトラッシュが昇天する。
ガイドブックによれば、アントワープでも昨今
『フランダースの犬』の物語が知られるようになったが、
その評判は芳しくない。物語の結末が悲惨な上に、自分達の
先祖が少年らを見殺しにした事実が面白くないのだ。

 

 

 

 

マイエル・ヴァン・デン・ベルグ美術館を探して彷徨う。
季節外れの桜咲く庭園が現れる。


 


白い建物に赤と黒のタイポグラフィー。
何が書いてあるのかは不明だが、斬新。

マイエル・ヴァン・デン・ベルグ美術館
およそ美術館らしからぬ外観の美術館。
地図を片手に同じ場所をぐるぐる回った末に、
ようやく辿り着いた。
ここでは、ブリューゲルの『狂女フリート』が
底知れぬ謎と魅力を放ち続けている。
中野孝次『ブリューゲルへの旅』を読んで以来、
いつかは対面したいと思っていた絵画である。
買い物かごにフライパンを詰め込み、台所 から
抜け出てきたかのようなフリートおばさん。
ぽかんと口を開けたその表情は、まるで
白痴のよう。背景に広がる地獄の業火や怪物たち、
愚かな人間たちの営為には全く気を止めることもなく、
ひたすら歩き続ける。
汝、何を求め、何処へ向かうのか。

王立美術館
辿り着いたのは夕刻4時。入場しようとすると
“Today,already closed”と言われ、あえなく断念。
再びアントワープを訪れた際の楽しみとして、記憶の片隅に
とどまることになった。

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